上映会報告

2022.05.31

長野県の報告(2022年4月分~)

2022年12月18日(日)
主催:『咲む』長野県上映推進委員会・高水地区上映会実行委員会
会場:小布施町北斎ホール
来場者数:188名

2度の延期を経て、ようやく開催することができました。
当日の大雪予報にスタッフ一同、心配していましたが、大した積雪もなく、午後には陽の差す時間もありました。未だ、コロナの感染拡大が収まらない中、沢山の皆さんにご来場いただき、映画を通して様々な思いを共有できたこと、とても嬉しく思いました。

【来場者の感想】
・上映時間の2時間があっという間に過ぎてしまいました。共生社会を考える良いきっかけになる映画だと思います。沢山の方に見てほしいです。
・コロナで遅れた上映だったけど、現在注目の人気ドラマsilentとリンクしてgoodタイミング!瑞月さんが前に前にと決して引き下がることがない前向きな生き方が清々しかったです。当事者目線で描かれてて、現在の社会では当たり前のルールが人によっては不便さを感じたり困惑したりと気がつかなかったことが沢山あって、改めて勉強になりました。誰もが生きやすい社会になると良いですね。
・障害は乗り越えてない、前に進むだけ!胸に染みる言葉です。
・「咲む」をみて、希望の花、笑顔の花が咲く音を感じました。行動すること、環境を変えることで見える景色、人々との出逢い、いつもと違う視点で見ると気づかないことにも気づく。そして、まだ見ぬ自分とも出逢っていく。この町に再び花が咲いたのは間違いなく愛にあふれた笑顔であり、思いやりであり、行動力であり、声なき声だったように思います。一人一人の可能性を信じ、自分を信じ、まだ見たことのない花を咲かせてみたくなりました。この映画に出逢えたことに感謝です。
・耳が聞こえない世界はどんなだろう?わからないから、可哀想とか、何もできないのでは?とか、勝手に思ってしまうけど、決してそうではない!与えられた人生を前に進んでいくことが大切なんだと感じました。我が子も視力を失いつつありますが、その見えない人生を生き抜かないとね!どう生きるか!助けてもらうことは多いけど、自分で歩いていくしかないのですから。


2022年9月18日(日)
主催:『咲む』長野・千曲地区上映会実行委員会
会場:長野市東部文化ホール
来場者数:178名

サークル会員の方やご家族皆さんで観に来ていただいた方もいて、ありがたいと思いました。
準備期間が短く余裕がありませんでしたが、それぞれができることをできました。

【来場者の感想】
・心あたたまる内容でした。また見たい内容でした。一般の方に観て欲しい内容です。
・聞こえる人、聞こえない人、両者の側面が見える素敵な映画でした。
・聞こえない人にもっと選択肢が広がっていくといいなと思います。
・なんとなく“大変”というくらいに思っていましたが、その大変の中にもいろいろあって、一つ一つクリアしていき、最後幸せに終われて良かったです。
・「人との関わり」の大切さが伝わりました。自分はまだまだ手話もわからず、自ら交流する勇気もありませんが、ろうの方だけでなく、いろいろな方と様々な場面で交流する機会を大切にしたいなと思いました。
・障害者と健常者との関係を良く表していたなと思います。共生社会の現在、様々な気づきが映画の中でありました。親に「守ってくれてありがとう」と言われたことが印象的でした。


2022年8月21日(日)
主催:長野県聴覚障害者協会 東信地区上映実行委員会
会場:佐久市民創錬センター
来場者数:261名

上映日、長野県独自のコロナ感染警戒レベルが全県で6でしたが、国も県も行動制限なしの状況だったので、中止にならず開催でき良かったです。来場者も多かったです。
その都度にアルコール消毒で椅子などを拭いたり、感染対策がしっかりしていました。映画の良さのPRに力を入れていて、大勢の観客が来てくださったこと、また見終わったあとの観客やスタッフの顔がとても良い感じが見られました。

【来場者の感想】
・障がい児の教育分野について勉強していた頃、誕生日のお祝いは人の命の平等さ、大切さを学ぶ大事な行事と教わったことがあります。「咲む」の中では出産を祝うシーンが多く描かれていたことが印象的でした。命の大切さについて改めて考え直すきっかけとなりました。また、パンフレットで制作の裏側が書かれているのを読みました。制作にまつわる工夫がたくさんあり、もう一度見たいと思いました。
・一番印象に残ったのは、障害を乗り越えるのではなくて、ありのままでいる……といったニュアンスの主人公の言葉。ともすれば、乗り越えるものと、とらえがちであるが、この言葉は強く心に響きました。障害のあるなしに関わらず、私自身にもエールとなる言葉でした。映画を拝見する機会を得たことに感謝します。ありがとうございます。


2022年7月2日(土)
主催:『咲む』南信地区上映会実行委員会
会場:茅野市民館
来場者数:277名

コロナ対策を実施した上、茅野市民館のスタッフのご協力のもとスムーズに実施できました。自治体の市長・町長・村長に『咲む』の上映があることを連絡し、4名にお越しいただき、挨拶もしていただきました。
事前の告知では何度か新聞に載せましたが、上映会当日のことが新聞に載らなかったのは残念でした。
実行委員会を立ち上げてからずーっと職員さんが全面的に協力してくださり、困った時、不安な時等々心配があればすぐ市民館の職員にTELして的確なアドバイスをしていただきました。私達はすっごく心強かったし、安心していられました。
当日の受付、会場係を担当しましたが、前準備がきちんと出来ていたのでスムーズに対応できて、混乱はなかったです。実行委員、要員の皆さんが、自分の役割を把握しており、行動してくださいました。今回の上映会が成功したのも市民館のご協力があったからこそでした。感謝!!感謝です。

【来場者の感想】
・聴覚障害の理解を深めるだけではなく、障害全般に対しても啓発・啓蒙をしていたと感じます。現在は医学の進歩により、出生前診断で生まれてくる子供に障害があるかないかがわかり、各家庭の事情によりそこで産むか産まないか選択されてしまうケースもあります。生まれてきてからも映画のようにいろいろな葛藤があり、順調に育つことばかりではなかったりします。これは身体だろうが、知的だろうが、発達であろうが障害を持って生まれてきた子がいる家庭には多かれ少なかれある日常なのだと思います。また、この映画は家族との絆を描いている点でも良い映画でした。一般の方々が観ても感動するのではないかと思いました。私も胸に迫るものがありました。

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