上映会報告

2022.03.04

奈良県の上映会報告(~2022年3月分)

2月20日 斑鳩町上映会

2月20日(日)生駒郡聴覚障害者協会主催による上映会が、いかるがホールで開催され、175名の方々に『咲む』をお楽しみいただきました。

動員人数の目標が200名でしたが、達成することができませんでした。しかし、コロナ再感染拡大の中で150名以上も来てくださったことは何よりです。

地域協会と生駒郡の4つの手話サークルで実行委員会を立ち上げました。2月半ばに入って奈良県の感染者が1,000人を超えていた時は開催できないかもと危ぶんでいました。一時は中止するべきかと迷いましたが、実行委員会で消毒など感染防止対策をまめに行うことで実行しようと固く決意したことが良かったです。

参加者へのアンケートでも「感動した」との声がいくつもありました。町長、行政関係者が次々と参加してくださったり、県議員さんからの祝電もいただきました。

9月24日 大和郡山市上映会

9月24日(金)大和郡山市聴覚障がい者協会主催による上映会が、DMG MORI やまと郡山城ホールで開催され、152名の方々に『咲む』をお楽しみいただきました。

市役所や社協の協力、関係者の努力もあり、無事開催できました。市長もあいさつに来てくださり、嬉しかったです。
コロナ禍により、呼びかけも限られた中ではありましたが、たくさんの方々が時間の都合をつけて鑑賞してくださいました。
今回の上映会で、多くの方が協力してくださる様子を見て、人と人のつながりの大切さ、日頃の活動の積み重ねの大切さを改めて感じました。

〈ご来場者の感想〉

 

  • 心が大きく動かされて、しばらく胸のドキドキが止まりませんでした。立ち上がるのに、一呼吸必要になるような感じで見終わりました。
    瑞月の人間性にぐっと引き込まれ、物語の中にどっぷりつかることが出来たのは、藤田奈々子さんの演技なのか、人としての持ち味なのか。とにかく、もっと宣伝して見てもらったら良かった。と後悔したほどです。
    手話ができれば、バリアがなくなる訳ではない。改めていろいろ考えさせられました。
    私にとっては、ろう者の世界を垣間見せてくれる映画であったのはいうまでもありませんが、もう一度見たい!!純粋にそう思える作品でした。
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  • 実行委員として参加しました。コロナ禍での上映会でしたので、感染防止対策を徹底して進めていきました。できることが限られている中で「あれはできるかな?」「これは大丈夫でしょ」と相談をし、全て諦めてしまうのではなく前向きに進められたことはとても良かったと思っています。
    「1人でも多くの人に観に来てほしい」という願いのもと広報活動をしました。中でも一番印象に残ったことは、行政の方が快く広報活動に協力してくださったことです。
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  • ハンディキャップのために就職がなかなかできなかったり、人に自分の思いが届けづらかったりする目の前の壁があっても、前向きに人生を楽しもうとする主人公の姿と、その情熱や行動力に周りの人がだんだんと心を動かされ、新たなつながりが生まれたり、他人に勇気を与えたり、閉鎖的で元気がなかったまちが変わっていく姿が描かれているのを観て、障害の有無に関係なく、ひとりの人間が本来持っている力の大きさを感じさせてもらった映画でした。

8月29日 橿原市上映会

8月29日(日)、橿原市聴覚障害者協会主催による上映会が、奈良県社会福祉総合センターで開催され、166名の方々に『咲む』をお楽しみいただきました。

緊急事態宣言発令中で定員を減らしての開催でしたが、感染対策を十分に施し、安心してご覧いただくことができました。

8月22日 香芝市上映会

8月22日(日)、香芝市聴覚障害者協会主催による上映会が、香芝市ふたかみ文化センターで開催され、249名の方々に『咲む』をお楽しみいただきました。

一日に2回の上映会を行いました感染対策を十分に施し、多くの方にご覧いただくことができました。

<ご来場者の感想>

 

  • 主人公の聴覚障がい者が手話を知らない相手に筆談で言葉を伝える、車いすの女性が手話と初めて出会い行動が前向きに変わっていく姿、盲ろう者とろうの奥さんの支えあい、村で新しい命の誕生を村の人がみんなで 祝うなどたくさんのメッセージのある映画でした。もう一度上映会をして子供から高齢者まで観てほしいと思いました。
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  • 「どうやって乗り越えたの」という問いに「乗り越えることはできない、ただ前に進んでいくだけ」と返された言葉の中に、大切なことが語られているように思いました。また、まだまだ偏見や差別が残されている 中、本当に人と人とのつながりの温かさを感じさせていただきました。
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  • 他を認めることが難しい時代です。それを一つ一つ解きほぐしていって、全ての人々の心が世界中が丸くなっていければ嬉しいな。そう感じさせてくれる、素晴らしい映画でした。
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  • 当事者の想いは完全にはわからないのかもしれないけど、少しでも近づき共感できるように なりたい。障害を持つ方と共に手を取り合い優しく生きる社会でありたい。
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  • 障害を受け入れる、素敵なまちになってほしい。みんなが幸せに生きてほしい。
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  • すごく良かったです。勇気・元気もらいました。思いやり、感動しました。
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  • 瑞月さんの明るさが、徐々に村人の心を解きほぐしていくのが良かったです。多くを語らなくても、人の思いは通じるんだなと改めて思いました。
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  • 久々に良い映画を見たと思います。泣きました。
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  • 主人公の心の美しさに感動しました。人々に平等に与えられる「心」を育てることこ そ、私たちが生まれてきた意味だと思います。
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  • 生きる意欲を思い直すきっかけになりました。当たり前に毎日過ごせること!いろい ろな人のつながりでできているのだと、感じることができました。
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  • 優しい心になりました。良い映画をありがとうございました。
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  • ろうの人の大変さがよくわかった。特に音がどんどん静かになっていって、耳が聞こえない人はこんなに大変ということがわかった。
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  • 人を慈しむこと、許すことが大切と教えて頂きました。愛することの素晴らしさを感じ、とても良い作品でした。
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  • どんな人も乗り越えたり、克服したりするのでなく、ただ「その人」のままで受け入れられることの素晴らしさを感じました。

8月22日 天理市上映会

8月22日(日)、天理市聴覚言語障害者福祉協会主催による上映会が、天理大学9号棟で開催され、午前の部、午後の部合わせて188名の方々に映画『咲む』をお楽しみいただきました。

上映後には「福引き」の当選者に「ノベライズ」と「プログラム」を賞品としてお渡ししました。
皆さんに喜ばれとても良かったです。

<ご来場者の感想>

 

  • 去年、『咲む』という映画があるというお話を聞いてからずっと観たいと思っていましたので、こんな近く(天理市内)で上映会を開催してくださいまして、とても嬉しかったです。障害の種類は違いますが、就職の苦しみや、人に必要とされる喜びなど、多々共感する所がありました。機会を見付けてこれからも何度も観たいと思います。ありがとうございました。
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  • 今日は良い心温まる映画を見せていただきました。ありがとうございました。“咲む”どんな人にも誠実に笑みて接するという事がいつか大きな花に咲くという事を教えていただきました。
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  • 何度も涙が頬を伝いました。間の取り方や人の心の描写が巧みで、お見事な映画でした。1人でも多くの仲間にぜひ見ていただきたい作品です。天理会場で上映していただき、スタッフの皆様もお世話取りありがとうございました。スタッフの皆様の笑顔にも心癒されました。もう1回観たいです!! 感動しました!! 大感謝!!

6月26日 奈良市上映会

6月26日(土)、奈良県聴覚障害者協会・奈良市聴覚障害者協会主催による上映会が、奈良公園バスターミナル レクチャーホールで開催され、138名の方々に『咲む』をお楽しみいただきました。

〈ご来場者の感想〉

 

  • 障害者問題だけではなく、過疎地域の人口減少をどうくい止めるかの移住促進問題や伝統文化の継承の危機など幅広く課題が盛り込まれていたことに感心した。 ストレートに人の気持ちに訴えかけてくる真っ直ぐな映画で一人でも多くの人に見てもらいたいと思った。
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  • 主人公の明るく一生懸命なところが村の人たちの心を少しずつ動かして感動しました。
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  • とっても良かったです。感動しました。涙があふれました。瑞月はろうであるが、明るくハツラツとした生き方をしている姿が素晴らしい。村の人々とのかかわりや、家族の思いなど、瑞月の行動でみんなが明るく元気になっていくストーリーが素晴らしいです。障害のある人も、そうでない人も、偏見なく関わり合える社会になってほしいです。素晴らしい映画でした。ぜひ、多くの人に見てもらいたいとおもいました。
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  • 2時間の長さが全く気にならず、あっという間でした。看護師資格を取れたものの、仕事に繋がらないことが仕方がないではすまされない社会にならなくては。希望する仕事に必要な資格もあるのに就職できないなんて、あり得ない??という世の中に早くしなくては??
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  • まだまだ障害者に対して見えない差別もありもっともっとあらい直しが必要と思います。

<実行委員会より>

 

 

地域協会と奈良市の手話サークル3つで実行委員会を立ち上げ、一体感を持って準備を進めて無事に上映会を成功させることができて良かったです。

 

新型コロナウイルスの状況次第では開催できないかもと危ぶんでいましたが、施設側とも何度か連絡を取って対策案を提出し、当日の消毒作業の徹底などで問題なく開催できました。

 

参加者への電子アンケートでも「感動した」との声がいくつもありました。ポスターやチラシを奈良市役所や公民館などに掲示、配置してもらい、ろう者で、奈良県出身でもある監督・脚本の早瀨憲太郎さんのことをもっとアピールしていきたいと思いました。

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