上映会報告

2021.02.05

1月17日大津市民会館上映会

1月17日(日)、滋賀県、大津・高島地区『咲む』上映実行委員会(大津市ろうあ福祉協会)主催による上映会&トークショーが、大津市民会館大ホールにて開催されました。

今回は、大津市手話言語条例3周年を記念し、映画上映及び大津市手話言語条例に関する報告や主演の藤田菜々子さん、監督の早瀬憲太郎さんのトークショーが行われました。

式典において、大津市ろうあ福祉協会石野会長より、「コロナ禍の中、皆さんと大津市手話言語条例3周年を迎えたことを嬉しく思っています。条例を飾りでなく、実りのある条例にしたいので、皆さんのご意見、要望を聴きながら取り組んでいきたいと思います。映画は共生社会の大切さ、コミュニケーションや手話言語の必要性などを盛り込んでいます。ぜひお楽しみください。」と挨拶がありました。

受付の様子

飛沫防止アクリル

石野会長の挨拶

受付の様子
飛沫防止アクリル

石野会長の挨拶

大津市手話言語条例に関する報告

大津市ろうあ福祉協会より、大津市手話言語条例制定後におおつ手話サービスの取り組み、大津市では障害福祉課とLINEで問い合わせができるようになったことや、今後条例を生かしてどのような活動をしていくか、などが話されました。

上映会

上映会には、158名の方々にご来場いただきました。新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、来場者の検温や消毒などの徹底、座席のソーシャルディスタンスの確保、連絡先の記入等の対策を行いました。

そしてコロナ禍により大変残念なことに、ゲストの藤田菜々子さん、早瀬監督を会場にお招きするのではなく、オンラインを利用したリモートトークショーという形になりました。

会場内の様子

会場内の様子

トークショー

石野会長がコーディネーターとなり、お二人から映画作成にまつわるエピソードを伺いました。

早瀨監督から藤田さんについて「初日からセリフを全て覚えていました。自分のセリフだけではなく、他の役者の分まで覚えていたんです。」というお話しや、藤田さんからは「監督は初日から役者やスタッフなど全ての人の名前を覚えていて、ちゃんと目を見て話をする姿が印象的でした。」と、お二人の監督や役者としての姿勢を伺うことができました。

そして、お二人からは「ろうあ運動や聴覚障害者に関わる問題だけではなく、広く社会問題に目を向けていく必要があります。障害の有無に関係なく、共生社会の実現に向けてこれからも頑張っていきましょう。」と前向きになれるメッセージをいただきました。
この映画を通して、身近な問題だけでなく、広く社会で問題になっていることにも目を向けて活動をしていくことの重要性を改めて認識させてもらえる作品でした。

早瀨監督

藤田さん

早瀨監督
藤田さん

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